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訪問介護の仕事はパート雇用が多数を占める

訪問介護の仕事は、各事務所にて複数のスタッフを配し、ローテンションを組み対象地域に在住の利用者又はその家族の日常生活をサポートするのである。 そして、現在この介護サービス形態では、1事務所当たり正社員5人とパート登録30人程度が一般的なスタッフ構成となっていることから、パート雇用が多数を占め、給料は時給制、スケジュールはそれぞれの都合に合わせ柔軟となっている。 その為、家事や育児等プライベートとの両立を図りながら働く女性も多いのが現状である。 また、スケジュールは通常事前申告によりローテンションが組まれるが、急に都合が悪くなったとしても多くの場合正社員によりカバーされる為、登録スタッフは働き易い環境となっているのだ。 そして、実際の勤務は1件当たり2~3時間程度で、予め作成された介護計画に従い各利用者又はその家族が必要とするサービスを提供する為、業務内容はそれぞれ特定サービスに限定されているのである。 もっとも、現在の訪問介護では、人手不足にある事務所も多く、また特に要介護度も様々な利用者を対象とし、各自宅にてサービスを提供する形態の性質上仕事自体に安定的ではない面も孕んでいるのである。 例えば、利用者の点からは、求められるサービス内容は個々に限定的ではあっても、身体介護や日常生活全般的に渡る生活支援等守備範囲が広いことから、利用者間で仕事の分量に差があるのだ。 また、各自宅に訪問する点からは、移動が当然予定されているものの移動は勤務時間に含まれず、またキャンセルも少なくない為、給料や実際のスケジュールに於いても安定しない面もあるのだ。